レーザー脱毛の効果が高い理由
脱毛方法の種類
脱毛の方法は光脱毛とレーザー脱毛の2種類に大別されます。
光脱毛はIPL、SSC、SHRなどの種類が見られ、エステサロンで実施されるのが一般的です。
IPL脱毛やSSC脱毛では、毛根のメラニン色素に反応する光を照射して毛根にダメージを与えていくので、1本1本の毛が太い剛毛の人の方が効果を味わえると言われています。
逆に、日焼けをしている人や白髪を抜くのは困難です。
ちなみにSHR脱毛は、肌の表面に近い場所にあるバルジ領域と呼ばれる箇所を集中的に破壊していく方法とされます。
いずれにしても、クリニックなどの医療機関よりも規制が少ないサロンで行われる施術ですから、脱毛機器の照射パワーは穏やかな傾向があります。
原則として、毛母細胞や毛乳頭が存在する毛根を破壊するほどのパワーはありません。
パワーが穏やかである分、施術回数が多く、施術期間が長くなるのが一般的です。
しかし、肌へのダメージが少ないといったメリットがあるのも事実です。
レーザー脱毛のメリット
それに対し、近年メンズ脱毛でも注目を集めているレーザー脱毛は、光脱毛よりも照射パワーが強い特徴があります。
そもそも、レーザーとは一方向に向かって直進していく性質があり、四方八方に広がっていく性質を持つ光とは全く異なります。
また、レーザーは単一の波長で構成されていることから、集約性・収束性が高いとされます。これらの性質から、レーザーを用いれば、一点に集中して高いエネルギーを送り出すことが可能です。
レーザー脱毛が光脱毛よりも照射パワーで優れているとされる理由は、ずばりここにあります。
その照射パワーは、毛根にある毛母細胞や毛乳頭を破壊してしまうほどです。
光脱毛とは異なり、肌の深部にある毛根の組織まで壊し、毛の再生を阻みます。その結果、毛の根元からごっそりと取り除くことができます。
だからこそ、クリニックで行われる施術だけが永久脱毛と呼ばれているのです。
クリニックで行われるレーザー脱毛では、一般的に5回程度の照射で永久脱毛が可能です。
期間についても1年程度が基本となり、12回~20回程度の施術を数年かけて行うエステでの施術に比べると大幅に短くなります。
ただし、レーザーを使った施術は医療行為に該当すると定義づけられていますので、サロンでは受けることができません。
レーザー脱毛のデメリット
一方で、レーザー脱毛にはいくつかの弱点があります。まずは、光脱毛に比べると照射範囲が狭い点です。
その理由は先ほども述べた通り、レーザーの性質にあります。
光よりも一点に集中して照射できる特徴があるため、どうしても施術できる範囲が狭くなってしまいます。
例えば、メンズ脱毛であればヒゲやVIOなどの部分的な施術の方が適している傾向があります。
さらに、肌へのダメージが強い点も大きな弱点です。
照射力が強く肌の深い所にある毛根までしっかりと壊しますので、肌にも大きな力が加わります。施術中には輪ゴムで弾かれたような痛みを感じます。
特に、メンズ脱毛で人気のヒゲやVIOについては強い痛みを感じる傾向があります。
ただし、最近では痛みを軽減することに力を入れているクリニックが増えています。
レーザーと同時に冷気を噴射する脱毛機を用いたり、施術部位を冷やしながら照射していく工夫を行うクリニックも増加しています。
さらには、麻酔を取り入れる医療機関も当たり前になってきました。痛みがネックになっているという方も、従来ほど心配する必要はありません。
以上のように、レーザー脱毛は光脱毛よりも強い照射力があるため、高い効果を得ることができます。
一方で、施術範囲が狭くなったり痛みが強くなるデメリットもあります。
しかしながら、短期間で効率が良く、ほぼ永久的に効果を味わえる点は何事にも代えられない大きなメリットではないでしょうか。
忙しい男性であればあるほど、クリニックでの脱毛はお勧めです。
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